2005年05月23日
『デスノート』page64の感想
今週の『デスノート』は大増27ページでpage64『直角』だったにゃん。
そういうわけで、以下はネタバレ感想。
<ハイジャックされた飛行機はとある砂漠に着陸し父を降ろす。そこで父は粧裕と引き換えにデスノートを渡してしまう>
例によって展開は遅いにゃんが、内容の方は濃かったにゃん。が、まだまだ納得のいくものとは言えず。日本国政府的な言い方をさせて頂ければ、“踊り場に留まっている”という感じかにゃー。
何が足りないって爽快感にゃんよ。勢力図が3つになったことから、話しが複雑になりすぎて細かい部分にまで配慮が回らないというのはわかるにゃんが、どうにもこうにもストレスが溜まるというか。やられっぱなしの展開というのがにゃー。
第1部の月のイメージが強烈すぎて、やられっぱなしの第2部を受けいれられないにゃんよ。

↑の時の月はまさしく神だったにゃん。それが

この様。いくら緊急事態の奇襲攻撃が続いたとはいえ、こうもやられっぱなしというのは如何なものか。何が駄目って、夜神月のセリフ。
「駄目だ」
って、そんな安易なセリフで片づけていいものなのか(笑)。こういう時に0.1秒で閃いて反撃するのが月だと思うにゃんよ。
まぁ、ノートを守りきる、とまではいかないものの、何かしらの証拠は掴むくらいのことをしないと、月というキャラクターが壊れてしまうのでないかにゃー?
ただ展開的に考えるならば、やはりこのままやられっぱなしで一区切りしそう。一旦、挫折を味わせた後に復活させるというパターンに持っていこうとしているのかもしれないにゃんが、そんなベタな展開を本作でして良いものなのか。夜神月は完成されているキャラクターではなかったのかにゃー?
あとは気になった点をいくつか。
1、小畑氏の作画の乱れ
にゃおーは素人だから絵について詳しくはわからないにゃんが、見た限りでは絵に疲れのようなものを感じたにゃんよ。
考えてみれば、大場つぐみ氏の方は長期休養があったにゃんが、小畑氏に関してはその間もカラーポスターだの、特集のカットだのといった原稿を休載中にも上げていたにゃんね。それに加えて、別冊誌での原稿やら、今週の増ページやらで疲れが溜まっているのではないかにゃー? さらには「広大な砂漠の上にジャンボ機が着陸」とか「砂漠の秘密の地下室」とか「ミサイル」だとか無茶な注文を付けすぎだったのではないかと(笑) ニアとか、ミサとか、総一郎とか、特にキャラクターの描き込みが甘くなったような感じがしたにゃん。
2、人質とノートの交換
そもそもこれ自体がありえないにゃー。例えるなら、得体の知れない人物に自分の娘と引き換えに拳銃を渡すようなもの。それは警察官としてどうなのか。警察庁の次長たる人物がすることなのか。どうもシナリオ優先でキャラクターの人格を無視した展開に思えてしまうにゃんね。あとついでに言えば、キラ事件に関して4年以上何の成果も出せなかった父が警察庁の実質トップにいるというのもおかしな話なわけで。この辺りのフォローは欲しいところにゃん。
3、ホテルの一室からLとして動く月
月のいる部屋には数台のノートパソコンがあるにゃんが、それに「あのLのシステム」を積んで、尚かつ自分の所在地がわからないように通信することが技術的に可能なのか。いや、これ否定しちゃうと物語が全く進まなくなるので仕方がないとも言えるにゃんが、もうちょいフォローが欲しいところにゃん。
FBI長官に非通知で電話をすることは可能でも、Lとして全世界の警察に支持を出せる状態ではないというのも都合が良いにゃんし。
4、圏外のない携帯
近未来が舞台だからいいのかにゃー? もしかしたら、この辺については何処かで描写されていたのかもしれないにゃんが、みんな平気で携帯を使っているものだから少し気になったにゃんよ。飛行機内はまだ良いとしても、砂漠で平然と使えるというのはどうなのかにゃー?。
5、ミサイル
もはやノーコメント(笑) ああ。でもでも。全体的に作画が乱れていた今回だったにゃんが、ミサイルに関しては丁寧に描かれていたにゃんね。一説によれば、このミサイルはステルスではないのでレーダーで追うことができる、よってニアのセリフは嘘、らしいにゃんが、どうなのかにゃー?
なんでも、『デスノート』の休載中はジャンプの発行部数を下げて、再開後には元に戻したらしいにゃんが、それくらいの期待を背負っている本作。対応は破格で、休載中でも特集やらポスターやらを毎週載せて読者のテンションをなるべく下げないようにしていたにゃんし、再開週は大増ページ&巻頭カラー、再開後5週目にして早くも増ページ。
この辺り、クオリティを下げない為に休ませたいというのと、人気があるのだからどんどん使いたいという姿勢が混沌していて面白いにゃんが、方向性は統一させておかないと作家はすぐに駄目になるにゃんよ? 才能は消耗するので、大事に使わないといけないにゃん。
そんなこんなで、また来週。
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