2006年04月10日

『デスノート』page104の感想

 今週の『デスノート』はpage104『答』だったにゃん。

  

<全ての証拠を突きつけられた月は雄叫びと共にキラであることを自白した>



 前回の感想で、貸金庫とか適当に書いたら当たってしまったとかもうヤバイにゃん。でもって、その貸金庫を開けたジェバンニ。地方銀行の旧式の物だから「貸金庫を開けるのは容易でした」とか凄すぎる。完璧主義の魅上がそんなところに本物を隠していたっていうのも最高。



 これまで大量に殺人を描いておいて、最後は「ニアとメロ、それぞれ一人ではLを超えることはできないが、二人なら超えられる」。って、今更少年漫画みたいなことされても。

 しかもメロは死を覚悟で高田誘拐をしたって、そんなキャラではなかった筈にゃん。キン肉マンで例えるなら、「試合の最中にウォーズマンに勝てないと悟ったラーメンマンが、この次に戦うキン肉マンの為にボロボロになりながらもギブアップせずに試合を続行、援護射撃を買って出てその為に植物人間になりました」みたいな展開。確かにマフィア全滅後のメロはそれまでに比べてマイルドになったというか、少年漫画で人気でそうな格好良さを持つキャラになっていたにゃんが、なんだかにゃーと。

 でもって、今まで散々引っ張っておきながら、月の天才性をアピールしておきながら、凡ミスなどしないと描いておきながら、最後は「照がミスって負けました」。……。

 まぁ、照の存在自体が月にとっては都合の良すぎるキャラだったので、最後はこういう形でバランスを取ったと考えることもできるにゃんが、納得するのは難しいにゃんね。思えばLの時も「死神に殺してもらいました」だったにゃんし、つぐみは風呂敷を畳むのが苦手みたいにゃんねぇ。

 『デスノート』の魅力というのは、月とLがお互いに最善の策を取ることによって生まれる絶妙なバランスにあったと思うにゃん。月が攻撃を仕掛けたら、Lはそれを読んで防御、隙を見つけて反撃、それを見た月はさらなる手を打つ、みたいな息つく暇のない怒濤の展開。

 それが今では隙だらけの攻防になってしまったにゃん。名探偵が出てくるミステリー小説の警部みたいな隙を見せる双方。見破ることを前提としたトリック。つぐみ自身の「このトリックにはこういう穴があるかも」という検証が薄い。どうにもこうにもI can not。

 そして、もはや月の勝利も風前の灯火になってしまったにゃん。ここでにゃおーが月勝利の可能性を考えたとしても、それは何か根拠があることというよりは、勝って欲しいという願望によるものになってしまうにゃんね。でもって、結果的に勝ったとしても、それは計画外のサプライズによるもので、実質的には負けと同じ。たとえ勝ったとしても試合に負けて、勝負に勝った展開、なわけで。あーあーあー。

 が。
 それでも、小畑演出は最高だったにゃん(笑)。こんな展開でも読後感悪くないのは、小畑神が頑張ってくれたからで、『デスノート』に小畑健あり、って感じで素晴らしかったにゃんよ。いやー、にゃおーの語彙が貧弱でもどかしいにゃんが、とにかく凄い。

■ 今週の夜神月



 ……いいにゃあ。

 いろいろとフラストレーションの溜まる今週だったにゃんが、この最後の2頁で許せてしまうというか。いつから月はこんな狂気に支配されてしまったのか。ノートを持たなければこうならなかったことはヨツバ編で明かにゃんが、それでも意識の内に狂人の資質があったことは間違いないにゃんね。月以外にも多くのノート使用者が出てきたにゃんが、こんなんになってしまったのは月だけ。

 ではまた次回。

  

Trackback on "『デスノート』page104の感想"

以下2件のトラックバックはこのページのエントリー"『デスノート』page104の感想"を参照しています。

このエントリーのトラックバックURL: 

» 「DEATH NOTE」最終回…は予想がつかない

  • 2006年04月13日 22:42
  • from 痛快!!タバタク通り(Love is what we need.)

週刊少年ジャンプを読んでいない皆様には申し訳ないですが,「DEATH NOTE」... [続きを読む]

» 「DEATH NOTE」最終回…は予想がつかない

  • 2006年04月13日 22:58
  • from 痛快!!タバタク通り(Love is what we need.)

週刊少年ジャンプを読んでいない皆様には申し訳ないですが,「DEATH NOTE」... [続きを読む]