2005年02月07日

『デスノート』page56の感想

 週刊連載という形式でありながら、極限まで練り上げられたストーリー、限界まで描き込まれた絵で作られている『デスノート』。それは原作と漫画が分業になっている故に、絵の方は一週間のうちの7日間を使って、ストーリーの方も一人ではなく、複数人が様々な意見を出し合うことで作り上げることが可能であった総合芸術であるとにゃおーは思うにゃんね。

 かつては原作持ちの漫画といえば、おんぶにだっこしているといった感じで、それだけで評価が下がっていた印象もあったにゃんが、考えてみれば週刊連載という過酷なスケジュールの中で分業するというのは、とても効率的なことだったにゃんね。ストーリーを考えてくれる原作者、もしくはそれを絵にしてくれる漫画家がいることによって、お互いを見張る役目も担っているわけで。要するに、原稿落ちの危険性も減るということにゃん。

 さらに特筆すべき点は、週刊連載でありながら極力矛盾点を抑えているということ。最低でも、毎週一個は見せ場を作って来週への「引き」を作らないといけないにゃんが、そういった制約は長期的に見ると作品に多くの矛盾を生み出してしまうにゃんね。

 中には『キン肉マン』のように、開き直ることによって、矛盾を消化(昇華)していた作品もあったにゃんが、そんな作品は少数。「少年戦士が華麗にバーン!」と闘うだけのような漫画でさえ、多くの矛盾が生まれてくる中で、文字の多いサスペンス漫画でここまでやっているのは称賛に値するにゃん。

 また、本作は『デスノート』の詳しいシステムは誰にもわからないと設定しているのも上手いところにゃん。おかしな点が出てきたとしても、「知らなかった」の一言で片づけることが可能だからにゃんよ(笑)

 と、なぜこんな風に徒然書いているのかと言えば、今週の展開で『デスノート』もうちょいで終わり? というフラグが経ったからにゃんね。コミックスの収録数で逆算すると、7巻で終わるならあと4週(増ページの週があったので、7巻は8話収録と予想)、8巻で終わるならあと13週で終了と見ているにゃんが、果たしてどうなるか。でも、読み切り版の『デスノート』が55ページあるので、それが収録された場合はこの数字から3週は、ずれることになるにゃんね。となると来週終わるということはなさそうなので、あと10週というところかにゃー。まぁ、今まで数々の予想を裏切ってきたのがこの作者にゃんからね(笑) また、あっと驚く展開を期待したいにゃん。


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 55ページも未収録のお話が

 そんなわけで、以下は今週の『デスノート』page56『抱擁』の感想(ネタバレ)だにゃー。

  

 <ミサ、月の指示通りにノートを掘り出し、記憶を回復させる。そこでリュークと久々の再会。ノートに挟んであった手紙から、流河早樹がLであったことを知る。しかし、一日に何十、何百と顔を見ていたミサはLの名前を覚えていなかった。そこでミサはリュークと目の取引をして、寿命をさらに半分にする。そして月と会って抱擁した。>

 ぶっちゃけ、大ゴマ盛り沢山で今週はあんまり展開しなかったにゃんよ。連載が始まって、一番ストーリーが展開しなかった週だと思ったにゃん。それだけに、終末に向けて秒読み段階と読むこともできるにゃんが、手詰まりという感じも。

 前回、月の作戦の為すがままになっていたL。今週は巻き返すかと思ったにゃんが、特にこれといった見せ場はなく、来週以降に期待したいにゃんね。

 とりあえず、今週の見所はミサの表情や仕草、行動、抱きつき……ではなく、やはり月の凶悪顔だと思うんで、その辺りを見ていくにゃん。


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 未だかつて、ジャンプ主人公で、ここまで凶悪な顔をしたキャラが存在したにゃんか

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 集結する3人の戦士。そしてラストバトルへ!(笑) ……ある意味、友情・勝利・努力が実った瞬間だと思ったにゃん

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 解放されてから黒のシャツを着ているところなんかが、完全に悪に対するメタファーになってるにゃんね(笑)

 というわけで、お楽しみいただけたにゃんか? 先週に書いた“第4のキラ”説は見事に打ち砕かれたにゃんが、そうなってくると、“本当に終わるのか”というところに焦点を集めたくなるにゃんね。

 ここで言う“終わる理由”とは、“Lの死”を指しており、物語の盛り上がり方、月の策の存在、追いつめられたL、などの要素から判断しているにゃん。page1であった「二人の選ばれし者の壮絶な戦いが始まる」という煽りから、どちらかの死は物語の終焉と考えてよさそう。

 しかし、最近は伸びが緩やかになったとは言え、あの『ドラゴンボール』や『ワンピース』よりも最速でコミックス100万部に達した作品にゃんよ。それを8巻程度で終わらせるとはどうしても思えないにゃん。原作がベテランで自分の都合を編集サイドに伝えることのできる人物ならば、それもあったかもしれないにゃんが、原作の大場つぐみ氏はあくまでも新人(公式には)。編集サイドの延命処理に勝てるかどうか……。

 ただ、作品そのものが垂れて来ているのも事実。ここにきてクライマックス感が出てきて、面白くなってきているにゃんが、これで引き延ばしとなると……いつものジャンプ延命処理漫画に成り下がってしまうにゃんね。

 それでも、一応延命処理をするとどんなパターンが考えられるか、どんなパターンが一番良いか検証してみるにゃん。

 1、新しい強い敵が出てくる(ワンピースパターン)
 選ばれし二人が月とLとは一言も書いてないので、新ライバルとしてMやNが出てくるパターン。ジャンプの王道。

 2、敵が新たな敵を放つ(ダイの大冒険パターン)
 Lが「自分の教え子です」と言ってMやNを出してくるパターン。四天王がやられたから、五人衆を出してみました、みたいな。

 3、デスノートを使った全く違うキャラの物語になる(ジョジョパターン)
 この場合は、太陽と書いてレフトと読ませる主人公だと予想。当然、MやNといったライバルが出てくる

 4、Lが仲間になる(幽々白書パターン)
 新たな敵としてMとNが登場。共通の敵を前に月とLは組むことを余儀なくされる。「二人の選ばれし者の~」は、お互いに組んで戦うと解釈できないこともない。

 5、バトルトーナメントが開催される(ドラゴンボールパターン)
 一気にキラ10まで登場。バトルロワイヤルチックに殺し合う。Lもデスノートを所持する。

 ……やっぱり、終わった方がいいと思ったにゃー。

  

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